天体ショーを放流

SNSで出題していた天体ショーが解けなくなるのは悲しいので、ここに移住させておく。今回は、とりあえず無題201から無題250までをあげる。

無題201~250

作ったのがかなり前なので、ほぼ他人が作ったパズル、という印象である。折角なので、解き直した感想も書こうと思う(感想は、あくまで主観的な感想である)。

無題201

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/laeue8eer2ekencehezmezjcezl6ehenejejezelezge

じわじわ解ける順当な難易度の問題。右上の収め方はお気に入り。

無題202

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/lemenehaezyemeiexeuexexen8eyezt86ezke

これも順当に解けていく難易度の問題。下辺の、若干気づきにくい閉じ込めの部分が強力に機能するのが意外感があって良い。

無題203

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/zmegezs42eezseheyesaezehezpemezh8aezie

最初はしんどい問題に見えたが、解き進めると考えを改めさせられた。面白く、解き筋に一貫性がある。

無題204

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/8/8/e2eexcaejaepercac8epegeg8ceiepae

簡単な問題。完全にパズル初心者、という人は、次の「無題205」を解いた後に解くくらいがちょうどいいくらいか。

無題205

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/7/8/i86em8epehehegeva8ei8aeheoeo48e

らくらくにも満たない難易度の問題。初心者の第一歩の練習向けに作成した問題だと思われる。

無題206

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/aa4exaetca2eheo8622eyezgezgey2268eoeh2acetaex4aae

こういうのは、好みではない。折角10x10なのに、対称配置なので楽しみが半減してしまっている。片方を解いた後でもう一方を同じように解くのが虚無である。ただ、この問題のように連鎖しやすい構造の場合は、自然と手が進むので、結果的に「同じように解かずに」解ける可能性もある。そういう現象を人工的に起こそう、という意図は感じられる。

無題207

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/12/12/heielaehei6ezsezzpcezzzj666eznezz66ez2ezoemezp2enei6ezke

これは面白かった。

無題208

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/zegeneheneaeg0enezzg8enei2etejeoezzs6ezuce

これも好き。

無題209

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/egezia66eoeveees4ewceleh4ezgekeuev28ezgewaae

意図的に迷わせたような、いやらしさが感じられる問題。久しぶりに解いていてこういう天体ショーに出会うと、帰ってきたな、という気持ちになる。

無題210

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/ejehekeh8aexegenc6eleeuezqeezhaegeenezgeueele

これはかなり美しくできていると思う。一見して罠の二択で、回避したら実はもう一つの選択肢があることに気づき、もう一度二択に囚われてしまう。

無題211

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/pecaegeceteheleh46eyeuezcexegcex8euccegesehe

初手から結構難しいが、少し解き進めると程よくパズルという具合。

無題212

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/p8eiekekeges6aezhe4ehejekememeges886eu2ezie6ejegeleie

大きさ・見た目の割には結構考えさせられた。パズルを作っていると、その時の気分であったり考えの変化であったりによって難化、易化を意識的にさせることがあるが、それとは別に無意識に難易度が変化することもある。この時の問題は、どうも意識的な難化と無意識の難化が同時に起こっているような気がする。思ったように難化するのは案外難しい気がしている。

無題213

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/keyemelema6et82ezzre8ezsex4eteexetehem

これも「素敵なコンセプト」だが、解いていて意外さが少ない。

無題214

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/megaem0ejena8evemehezhemekekeheyes6eiezleeh6cese

サクサク解ける問題。基本は淡々と言った様子だが下の方の形は味わい深い。

無題215

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/jekeeu2ehemej8euexezx8eieyemena8etet6eteoe

主張があって、良い問題。

無題216

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/nezvceeyer2egezmceuenema28ezneiezsccelei

面白いコンセプト。

無題217

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/pemelemeiezzoezle8ezzrezvevegelezne

初手から見えないような形だが、そのわりに、無理なくジワジワと決まって、大胆な印象がある。駆け引きはさほどないが、形は面白い。感覚+試行錯誤派の人向けかと思う。

無題218

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/neexes2ej4ezgezzgezlezy8etevezyev

裏切られた気分。

無題219

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/aej4ewezwegezzzzleznaezvezn66evee

最初の方をさらっとこなすにはある程度の天体ショー力が必要だが、わかっている人ならむしろ軽い。印象的な作風で割と好き。特に左上と右下のはまり具合が良い。それだけに右上が惜しい。作問体力が尽きてしまったのだろうか。

無題220

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/helezj6ex6ezzezjeet6ezvezvet6aezn6e

恐ろしく難しく感じた。ハタン全消し解の偶然発見からの逆方向の多重背理法で計1時間くらいかかってしまった。2つ前の問題(無題218)があったのでそういう怖さもあった。

無題221

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/rewetegejezzheiekeoezieyehexcezleeveme

狙いは見えやすいが、理詰めは難しい。仮置きしない解き筋があるのかは不明。

無題222

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/22/22/ncej6864aezseg8ep2es66ee2aeoenel8elepeqej4epeqeg6epeemezven46epejerezmaeieie42eteietezzn4ew442euezzoek4eweg4ejetezievezy4esejeznehen4eteweieqeo4caezjezg2ezzkezm222elezo4ezz4ae2cezy6eceietacezjc2ei422ezy4erepek8en8emek4ereg

盤面サイズは大きめだが、易しい。まっとうな解き筋が途切れずに見えるので、安定して解ける。難しい問題が続いていたので、息抜きにちょうど良い。こういう問題を面白いと思えない人とは、たぶん価値観が合わない。

無題223

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/20/20/mehege282egeiemezleyehezme2eeh4etereztelegelea8e2ezueiezzjesa46ehezueelegepegehehevepekesehaejeweetetehezkeh6ejezw6erehevezzieg46ezy88eezleh6ei2cegei2aelezielegezkeieneqeh42eieqek2ehaezzlej86e

序盤サクサク解けるので、完全に手の流れだけで解けるかと思ったが、意外にも少しだけ考える。

無題224

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/g6eev866exeoaeuejegeztegekese28eveiezieielenei

この頃の問題は、どうも初心者向けを意図していたようだ。この問題も優しい。なんとなく「ぐにょっ」とした感じが好き。

無題225

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/hek6eu84ezja6etegceemeoexehezzkeh8aeiehcemees2e

左下の形は実に美しい。二択・三択と匂わせている選択肢が下辺と左辺の両方に手を広げている。

無題226

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/ievaeo68et4cezc6eket6es2enezkeh6ehemexaaehezie

イマイチ。ロジックが浅い印象で、バランスも悪い。

無題227

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/ejezlezleieuezracezziejeneuekekeuegeye

コーナーに斜めに並んだ星群に悩まされる問題。重めの印象。

無題228

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/geegeoekezj2cezezneg8enevesaejehejezzheiej6en

入口になりそうでならない場所が多く、なかなか感覚がつかめなかった。

無題229

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/8/8/rejejeieja8er4evezk6eweg2aewe

軽い。少し前に似たようなコンセプトがあったような気がする。気に入って、もう一度作りたくなったのだろう。この形はこれくらい軽くても良い。

無題230

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/8/8/egezi488ekezjejeieiexes0cejeoeg

小さいながらも作意がある問題。左上の形はお気に入りで、時々使っている。左辺から下辺にかけては、うまくはまっている。

無題231

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/6/6/nepeo2eseen8elce

小さい。この問題自体は、おそらくロジックの狙いがあったものと推測されるが、ここまで小さい盤面だと、なんとなくで答えが見えてしまう。あまりロジック向けではないと思う。

無題232

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/9/9/zgesezqezzsaezyej4ezzzei

難しく見えるが解け始めるとすぐに狙いが見えて方針が立つ。テーマには、なんとなくがっかりさせられる。どういう風に作問するとがっかり問題になるのか、一度考察してみるべきかもしれない。この問題は、がっかりするようなテーマのわりに、解を予測しきれなかった。こういう意外さをこのテーマでどこまで作れるのか、も気になる。

無題233

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/20/20/l2ehegcezmeh4aekekeq22ep2ekegejezmelaej6aeuex68eh2ccezneqeh82ezxa624a8eegelehegeheleieseienecemaezoeg4aa6eezy4eeiezies4eq4eiei82em48ejcepezwceh82ej8ev2emereep4eucei2ekezneeuejenezgeo2888ezzse48eegeheueieg6e

問題の(解く前の)見た目が魅力に欠けていて、まず解く気にならない。実際に解いてみても序盤が面倒くさい。私にも易しい問題が作れるのだ、ということを示したかったのだとは思うが、入口の形や手の付け方が美しくないように感じる。また、大胆さが足りない。ただ、中盤あたりで一度手が止まるようになっていて、そこの迷わせ方は悪くないように思う。

無題234

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/tekezw406evekeleu8cenexegeeo62eiezzi22eet6ege

序盤~中盤は良い。最後左上は、なんとなくモヤモヤする終わり方。こういう方向性の作り方も研究する意味はありそう。

無題235

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/peg6eo8ceseseiegezraehccegenepaezqeieheteieneae

解きの流れが感じられた。星にちゃんと意味が与えられて配置されているところが良かったと思う。

無題236

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/jaa2ezmeiekeg4ew6eeveiezs6etaeeyezue46eye

良い問題。たぶん、面白い天体ショーを解いて、影響を受けたのだろう。空中に飛ばしていくのに補助記号を描かなくても解けるくらいのバランスが保てている。あと、解いている過程で手が分岐したり、勢いよく行ったり来たりするのが好きなので、そういう観点でもよかったと思う。

無題237

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/8cemekemeselekeiaezoeiez6ei2evezsezx8egece

これまでの成功例を踏まえて、よりよい問題を作ろうという意図を感じる。それほど悪い問題でもないが、作意の働きは微妙。

無題238

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/re8ehesehejezveoeoezk4eletekehevez28eyceo

こういう難しめの問題は、嫌いな人もいるかもしれないが、何よりも私が好きなので時々作っている。多少手が止まる場面があっても、その先にご褒美があればいいのである。右下のような形は正直イマイチな気もするのだが、まだ私の中ではっきりと答えが出ていない。どうにかすれば面白くできる気がする

無題239

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/heheyegeezyek6evemejeo6ejem2eiezkeezi6ehex848e

中央に安定した確定部分(いわゆる植物)を作っておくことで解き手の負担を減らそう、という意図だろう。実際、(ニコリ水準の)らくらくとまではいかなくとも、解きやすかった。一つ一つの形はそれほど魅力的ではないのだが、解いていてそんなに嫌な感じはしなかった。

ところで、こうしてパズルの感想を書いていると、「これは良い問題だった」とか「悪い問題だった」とか、二元論的に善悪の判断を下してしまいがちだ。「悪い問題だ」と切り捨ててしまうと、それ以降はその問題から何か学びを得ることができなくなるので、こういう評価の仕方はなるべく避けていきたい。

無題240

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/sejek6ekeheiezs4ezoc6ezl8ew6ejeoekezzc2ex

これは「天体ショー研究Wiki」の方で研究していた内容を生かした問題だろう。日々忙しい中で大量生産感覚でどんどん作問していると、(私には)なかなかこういう形は作れない。もっと知見を整理していけば、凝った問題が作れるようになるかもしれない。

無題241

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/haeweemezmejesa8ezzoeheznemeheser4ekei2e4eo

序盤が難しいが、解けてくると至るところがブロークンチェーン風味で面白かった。

無題242

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/keeu2ezgeiejegenezjeuezneyaeheoepeoegaeneieoe

これは、硬いロジック(確りとした理詰め)で解くよりも、「ふわっとしたロジック」で解く方がきっと楽しい。硬いロジックで解こうとすると、(間違えないようにするために)補助記号を描きがちなのだが、それが解いている際の体験を損ねてしまう。

無題243

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/megelehencew6ex2eleken8evehev8egezka8eteueekei

あからさまな引っ掛けのような形であるとともに、引っ掛けと思わせること自体が引っ掛けであるかのように別の形も匂わせている。表/裏の2つの選択肢の「もっともらしさ」が同じ程度になるように、解き手を錯乱させることを、私は「パズル化」と呼んでいる。この問題は、うまくパズル化できているだろうか。どう感じるかは、解き手次第である。

無題244

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/icew86ezmegcepeo8ezzhezieyaenezzlaeoegeh

簡単だった。

無題245

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/ieheuehezi6egeu0ejezp24eiezzzzgez22ezzr

左下や右下がいかにもわざとらしい。しかし疑心暗鬼になる雰囲気ではなくて、さっぱりとしていた。

無題246

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/ueneznezziezxezgc4ezqezq4ezyemem

思わずニヤニヤしてしまった。

無題247

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/n6celenezhc8evcehezhcet8eoezj2eva8ezx48cep

比較的アップテンポな問題だが、大胆かというと、それほどでもない。(悪い意味ではなく)普通の問題、という印象。

無題248

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/h48aeo86el4cexete6a4elenezie28eegemehesekez82cen8246e

妙にニコリっぽい問題。こういう構造で絵が出ないのは不思議なので、本当は絵が隠れているのではないか、という疑いが持たれるが、どうも、わからなかった。たぶん「そういうミスリード」で解き手を嘲笑っているのだろう(pzdcならそれくらいのことはやりそうなので)(とんだ性格だ)。

無題249

http://pzv.jp/p.html?tentaisho/10/10/geeevegezocezheheiei4464eseueezxeneiet6egemeg6e

「数えなくても良い」ようにする工夫や、「ぴったりフィットによる安心感」の工夫が見られる。こういうテクニックはまだうまく使いこなせないので、練習を積んでいきたい。

無題250

画像形式による出題。画像は、「広告」で一部が隠れているが、問題なく解くことができる、というもの。このタイプの問題を過去にも作ったことがあったが、今回はもっと簡単にした。